静岡県人権・地域改善推進会では県民の人権意識の高揚を図ることを目的として、静岡県人権啓発センター、静岡県演劇協会との共催により、別記のとおり「第3回ふじのくにHumanRights脚本大賞」を実施します。
人権問題には、それぞれ固有の歴史や背景があり、また、その実態や事象にも違いがみられます。
しかし、どの問題にも偏見や差別の底流には、
①知識不足からくる誤解
②異質なものを排除する心理
③強者から弱者に向けられる圧力
④多数から少数に向けられる圧力
⑤異なる価値観の否定
⑥固定化した観念など、
共通の要因の存在が指摘されています。
一人一人の顔が違うように、人はそれぞれ違う条件を持って生まれ育っています。
身体の大きさも皮膚の色も違えば、言葉、生まれ育った場所も違います。
人によって得意なこともあれば苦手なこともあります。
そのような違いをお互いに受け入れ、認め合い、同じ人間、同じ仲間として尊重し合うことが差別をなくす第一歩ではないかと思います。
今回の事業が難しく考えがちな人権を身近な親しみやすいものとし、個人個人が人権に対する理解を深め、偏見や差別に直面している人々の思いや願いを知る気づきの第一歩となることを心から期待しております。